【写真で紹介】学習障害小3息子、3年生の記録

目次

春~夏

いきなりの合理的配慮願い

春休みが明け、息子はもう3年生に進級。担任の先生が誰になるのかとドキドキでした。新担任は中学校から来た先生。中学生と小学生相手では全く違うと思いますし、少し心配なところもありました。連絡帳には、本年度の挨拶と息子の特性を軽く書いておき、準備OK。

数日後に懇談会がありました。学年主任から「3年生は書く量が増える」との話があり、それを聞いた私はその懇談会が終わった後すぐ担任の先生に、「書く量が多いとのことだったので、黒板を写真かなんかで記録してもらえませんか」とお願いに行きました。

今考えると、なんと唐突な…という感じですがw(゚Д゚)

その時に担任の先生からは了解を得たのですが、その後すぐに学校から電話かかかってきて、その対応はできないとなりました。先生の独断でその場でOKしたからでしょうか、担任の先生が申し訳なさそうに話していました。(細かい話の内容は忘れてしまいました。すみません。)

通級教室

2年生の6月からお試しで始まった通級教室。3年生から本格的に通うこととなり、週2回、国語と算数といった感じでした。担当の先生も変わり、また新しくスタートという感じです。

自主性を育みたい

そんなかんじで(?)始まった3年生ですが、3年生にもなればある程度自分のことは自分でやらせたいという思いがあり、宿題や学用品の管理に関してあまり口出ししないようにしました。

発達外来

3ヶ月に1度のペースで受診。毎回15分程度の会話で終わる。時々、通う意味が分からなくなるときがありましたが、しっかり行きました。

担任の先生

放課後等デイサービスの職員さんは送迎時に「引き渡し時に出てこない」等言ってましたが、元々中学校の先生だからというのもあり、そこまで細やかに対応していただけてないのかなと思いました。今思えば、以前配置してもらった支援員さんはどうなっていたのだろう。

夏休み明け~冬

自主性と言うより無関心

自主性を育みたいという思いから、準備や、宿題に関しても息子に任せていました。いい加減な感じはあったけどそれで成り立っていたので、私も細かく言ってなかった記憶です。

私生活でも2年生の時はいろいろ事が動いた時期だったので先生とも密に連絡を取り合っていましたが、3年生では事が落ち着き連絡も必要最低限のことを書くくらいでした。疑問に思うことがあっても放置してた気がします。とにかく、息子に対し無関心になってた時期が少しありました。

さすがにチェックしてみる

「放置しすぎだろう」と思うことができたタイミングで、久しぶりに何度かチェックしてみました。息子全然管理できていませんでした。筆箱に鉛筆は入っていない、入っていたときもあったけど削っていない。ノートも全然取っていない。連絡帳も書いてきてない日がある。宿題も学校に忘れる。

この時期出来ていたのは、毎日の日課を揃えることと、給食セットの準備、体操服、上履きの準備くらいです。筆箱の鉛筆くらいは毎日削ってると思ってた…。

これではマズいとチェックリストを作成。息子とそれを見ながらチェックするようにしました。でも続かなかった…。(むすこもわたしもこういう作業が苦手かもしれないと今書いてて思う…)

チェックリストは続かなかったし、それからも毎日しっかりチェックはしてなかったけど、無関心よりかはマシになってきた。3年生だけどまだ親の確認が必要なんだ…と現実を突きつけられ、一気に振り出しに戻った気分ではありましたけど…。このことで少し意識は変わりました。

K-ABCⅡ検査

2箇所目の病院で、K-ABCⅡという学習の習得度を測定できる検査がありますけど、受けますか?と案内があり、費用面で少し悩みましたがむ息子に受けさせることを決めました。冬休みに入ってすぐにの日に検査予約しました。

検査自体は15,000円、その後の心理士による結果報告は3,000円。

検査当日。2時間くらいかかるとのことで私と娘は病院の駐車場で待機。終わって迎えに行くと、長時間の検査だったにもかかわらず息子の表情は晴れやかでした。頑張ったご褒美に自販機で好きなジュースを買って帰宅しました。

検査結果・診察

私だけで聞きに行きました。A4用紙4枚にビッシリと書かれた文字。結果はWISCの時と同じで、思った通りでした。心理士さんからの説明を一通り受けた後、「医師からも診察してもらいましょうか?」との案内があったので、予約して帰宅しました。

ゆん

これで診断に一歩近づいた…!

別日に医師の診察を受けに行きました。

ゆん

学習障害かどうかの診断をいただきたくて。

学習障害と言えると思いますね。書きに関してですよね。
診断が付いたからと言うより、数値的に差が大きく開いていればどのみち苦手ですねという判断にはなる。診断の基準になる数値がないんですよ。いわゆる苦手である。

~中略~

診断に拘らなくてもいいと思います。他の分野での数値はこれだけ出ているので、それを考慮すれば本人は当然やりづらいと。

~中略~

他ができていて、書きが出来ないというのは事実なので病名も大事ではあるんですが、まずその状況を理解して対策が立てられればそれでいいのかなとは思います。

学習障害の範囲とは言えるけれども、診断を下す程でもないって事か…?診断書が欲しいと申し出ても、「お金が勿体ないですよ」と、いただけませんでしたw

ゆん

そんなことってある??

学習障害の範囲に入るとの診断があった上に、こちらが欲しいと申し出ているのに書いてもらえないなんて…とにかく腑に落ちないまま一旦診察終了となりました。

先生方への結果報告

担任の先生とは全然コミュニケーションを取らなかった時期が続いていましたが懇談会の時期が近づいてきて、一人で勝手に気まずくなっていました。通級の先生も私のたちのことを良く気に掛けてくださるのに私で連絡帳が止まったままでした。懇談会が後数日後ってところで焦って連絡を取り始め、先日出たK-ABCⅡの検査結果をお伝えしました…(^^;)(ギリギリにならないと動かないタイプ…)

サポートブックを作る

新年度はこんなことにならないようにしたいと気を引き締めると同時に、新担任の先生にお渡しするサポートブックを作り始めました。

今までの経過と特性、各検査の結果をひとまとめにしたファイルです。新学期に担任の先生にお渡ししておくことで、息子に対してのご理解をより得やすいのではないかと思っています。

3年生もそろそろ終わり

K-ABCⅡ検査の結果を担任の先生にお伝えしたのが2月終わり頃だったので、春休みまでの残り1ヶ月の間、先生なりに配慮してくださったのかと思います。K-ABCⅡの結果は来年度の先生にも伝わっているはずなので、息子にとっては少し楽になるのではと思っています。

ただ、今までこうしていろいろな手を打ってきましたが、最近になっていろいろ思うことが出てきました…。

息子にやってきた支援は本当にむすこのためだったのだろうかと。私は息子の異変に気付いた時から、息子の最善を思い奔走してきました。それは正しかったのかと今分からなくなっています。

それに発達外来に連れて行った時などは、医師との診察時に息子が隣にいる中で本人の苦手な部分を言わなくてはいけない時があります。

医師に、「息子は外で待ってても良いですか」と申し出ても大概は「一緒に」と言われます。本人のことで診察に来ているのですから当然といえば当然なのですが…。

でもそれを聞いた本人は、次第に「ぼくはこうなんだ、こうなのかもしれない」という思いが強くなっていくのではないかと思うんですよね。

放課後等デイサービスに関してもそうで、そういう環境に自ら身を置くことを選びましたが、そこにいることで周りの子たちの影響を受けたりするのではないかと…逆もまた然りですが。

悪く言っているつもりはないです。単純に疑問に思い始めただけなのです。自分の決断が正しかったのかが分からないのです。

それに、苦手な部分や出来ない部分を口に出して言われることが続くと、元々はそうでもなかったはずなのに苦手がより強化されてしまったということも、もう既に起きているかもしれなくて。息子の生きやすさを求め、なんでも支援支援とやってきましたが、それは息子の成長の機会を奪っている事もあるのではないだろうかと。

診断が付かずに右往左往している状態って本当に毒ですよね。だから私は診断名に拘っている部分もあるのかもしれません。診断が付けば明らかに支援が必要な状況というのが第三者から見てもわかるのですから、上記のような対応を取っていたって何らおかしくおりません。でも息子は診断も付いていないので、私がやってきたことが単に「苦手を強化している作業」になっているのかもしれないということです。

ここまで突っ走っていろいろな支援をしてきましたが、息子にとって本当に良かったことだったのか。支援をしなかった方が苦手意識とか持たずにいられたのではないか…わかりません。

でももうここまでやってきたことは取り消せないです。息子に関わって支援してくださっている方に相談したい事でもありますが、今まで一生懸命支援してくださったこともあり、失礼ではないかと聞けずにいます。夫に話しても一緒に悩んでくれるけど、当然そこまでの専門家でもないし答えは出ない。…と書いていたら、先日オンラインで発達に関してのお悩み相談に参加したので、そのようなところに聞くのが良さそう。と気付きました…!w

一つ一つクリアしていければいいなと思います。

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